主任看護師
西村 万由美
MAYUMI NISHIMURA
入社13年目
入居者の方、ひとりひとりの生活と
ゆっくり向き合える。
私は以前は医療機関、今は施設で看護師をやっていますが、同じ看護の仕事でも両者は少し異なります。一番の違いは、ここはあくまで「生活の場」であって病気を治す場ではないこと。わかりやすい例としてはフィトセラピー(植物療法)の導入があります。フィトセラピーとは植物性のブレンドオイルを使って認知症の方や精神的に不穏な方の気分を和らげたり、足をマッサージして腫れを抑えたりする自然療法のこと。病院では病気の治療に専念しなければいけないのでこういうケアは難しいのですが、メリィハウスのような施設だとひとりひとりの入居者さんにゆっくり向き合えるため導入が可能です。時間をかけてみなさんの生活の質の向上のお手伝いができるところが今の仕事のやりがいだと感じています。
まず、触れる。
私にとってこの「手」が一番の商売道具。
この仕事でもっとも気を付けているのは、手をちゃんと使うということ。子供がお腹が痛いときなど、「どこが痛いの?」と言って手を当てて温めてあげたりしますよね。それと同じように、入居者さんが苦しそうなときも、まず手で身体に触れる、手を握る、背中をさするとか、それが重要だと思うのです。こちらから手を差し伸べて触れ合うことで、入居者さんも安心できたり優しい気持ちになれるはず。大事なのは相手に対する想いを持って、それをちゃんと伝えること。だから私にとって、この手が一番の商売道具。よく動く手でありたいと思っています。
メリィハウスは
育児中の人たちにも理解のある職場。
メリィハウスの特徴は、働いているスタッフ全員が入居者ひとりひとりのことを考えているところ。私は看護師だけでなく、生活相談員、ケアマネージャーなどいろんな職種の人と話す機会が多いのですが、みんなそれぞれの立場から入居者のことをとてもよく見ています。あと、私もそうですが、うちは「休職していたけど現場に戻ってきた」というスタッフが多い職場です。以前、子供がまだ1歳未満というお母さんが面接に来られましたが、採用のしらせを受けて驚いておられました。これまで小さい子がいると仕事を休みがちだからという理由で何ヶ所も断られたというのです。メリィハウスはその点については理解のある職場です。休職中の方も育児休暇中の方もいらしてほしいと思います。